坂角総本舖の歴史

江戸時代の美味をつなぎ、人々の心をつないで創業130余年。

創業者坂 角次郎(ばん・かくじろう)

1875年(明治8年)生まれ。愛知県南知多町豊浜において二年半にわたって海老せんべい作りの修行奉公で技術を研鑽。江戸前期より伝わる「えびはんぺい」に着目し、「ゆかり」の原形となる生せんべいを完成させた。1889年(明治22年)に横須賀(現在の愛知県東海市)にて坂角総本舖を創業。

徳川家に献上された
海老せんべい。

海老せんべいのルーツは、とれたての海老のすり身をあぶり焼きにした「えびはんぺい」といわれています。1666年(寛文6年)に尾張藩主の徳川光友公が絶賛し、徳川家献上品となったそうです。

明治22年、
ゆかりのはじまり。

坂角総本舖の始祖・坂 角次郎は「えびはんぺい」をもとに工夫を重ね、炭火で焼き上げる「生せんべい」を完成。当時は生せんべいの生地を火鉢で焼き、しょうゆをつけて食べるスタイルでした。

ゆかりの名に心を込めて。

味や姿はさらに進化し、1966年(昭和41年)に「ゆかり」と命名。伝統の製法を守り継いだ由緒ある味わいは、よりよきご縁を大切にする贈りものとしてご好評いただいています。

坂角総本舖
沿革

1889年(明治22年) 坂 角次郎により創業。
昭和初期 坂 鐐三が海老せんべいの機械焼きを開始。
1945年(昭和20年) 天皇・皇后両陛下にえびせんべいを献上。愛知県物産展に出品。
1952年(昭和27年) 三笠宮殿下にえびせんべいを献上。
1953年(昭和28年) 合資会社坂角総本舖を設立。
1955年(昭和30年) 新機械の開発に成功。量産化体制を確立。
1966年(昭和41年) 「ゆかり」命名。発売開始。
1972年(昭和47年) 加木屋工場を新設。大型機械を導入し完全オートメーション化を開始。
1973年(昭和48年) 「ゆかり」の連続焼成開始。
1980年(昭和55年) 加木屋工場が優良施設として「厚生大臣賞」を受賞。
1981年(昭和56年) ゆかりが「厚生大臣賞」を受賞。
1983年(昭和58年) 本社工場を新設。
1986年(昭和61年) 大阪支社を設立。
1989年(平成元年) 株式会社坂角総本舖に改組。
1993年(平成5年) 本社工場が優良施設として「厚生大臣賞」を受賞。
1994年(平成6年) 東京支社が平河町に移転。
2001年(平成13年) 本社工場にオートメーション化設備導入。
2002年(平成14年) 「愛知県ファミリー・フレンドリー認証企業」として表彰される。
2004年(平成16年) オンライン通販開始。
2007年(平成19年) ゆかり黄金缶1缶につき5円(ご縁)名古屋城復元へ寄付を開始。
2008年(平成20年) ゆかり黄金缶が、「VJC魅力ある日本のおみやげコンテスト2008」で台湾賞を受賞。
2013年(平成25年) 本社棟、本社工場売店を新設。
2017年(平成29年) 「ゆかり」命名発売50周年。
2021年(令和3年) BANKAKU KITCHEN事業を開始。ゆかり黄金缶が「愛知県知事賞」を受賞。
2022年(令和4年) ハンドクリーム「EBIKARA MIRAI(エビカラミライ)」発売。
2023年(令和5年) 「ゆかり」累計販売数35億枚突破。
2024年(令和6年) 創業135周年。