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成分のひみつ
EBIKARA MIRAI
恵みの海を未来へ守り継いでいくために、わたしたちができること。
<エビカラミライ>は坂角総本舖の想いをかたちにした、初のスキンケアアイテムです。
坂角総本舖「オーシャン・サイクル・プロジェクト」第一弾の<エビカラミライ>は
伊福伸介氏(鳥取大学工学研究科教授)が代表を務めるマリンナノファイバー社との
共同開発により誕生しました。開発の背景、成分の特徴などを伊福氏にうかがいました。
今回の共同開発は
どのように実現したのでしょう。
坂角総本舖では海老を大量に扱われます。そこで廃棄される海老殻をなんとか有効に利用したいという想いと、「オーシャン・サイクル・プロジェクト」の考え方に共感したことがきっかけでした。マリンナノファイバー社は鳥取大学発の新素材「キチンナノファイバー」に関する製品を研究開発、製造販売する企業です。海老殻にも「キチン」が含まれ、当社が培ったノウハウを活かすことができるのではと考え、共同開発が実現しました。
キチンナノファイバーとは
どういうものですか。
キチンはきのこにも含まれる身近な成分です。キチンナノファイバーは海老殻からキチンを取りだし、世界で初めて独自の技術で超極細繊維(ナノファイバー状)にしたものです。それにより、従来のキチン粉末では不可能だった他の材料との配合や形成ができるようになりました。
キチンナノファイバーを
配合すると、肌にどのような
効果があるのでしょう。
海老殻由来のキチンナノファイバーは肌にすっとなじんでいき、潤いをもたらします。緻密で強い皮膜が荒れた角質層をなめらかにし、外部の刺激から肌を守ってくれるのです。しかも肌に密着するので、使用回数が少なくても効果を実感できます。
手荒れ以外にも
効果はありますか。
冬場はとくに乾燥がひどくなり、角質層が荒れていると白っぽい粉が吹くことがありますが、キチンナノファイバー配合のクリームを塗ると光の乱反射が抑えられ、しっとり美しく見える効果があります。
キチンナノファイバーは
他の分野でも
活用されているのですか。
スキンケア商品以外に、農業分野で植物の生長を促したり、食品への添加でもさまざまな効果が認められています。まだ研究中ではありますが、今後さらに広い分野で海老殻由来のキチンナノファイバーを活用していきたいと考えています。